職場でのストレスが激減?周りの目を気にし過ぎて疲れる人に効果的な5つの対策

周りに流されず仕事ができるハト君のイラスト

人間関係で疲れやすい人は、「先輩に嫌われていないかな?」、「さっきAさんと話したとき、微妙な反応だったかも…」など、周りの反応ばかり考えてしまうことが多いです。

私も”相手がどう思っているか”に振り回されやすい性格なので、仕事よりも人間関係が原因でいつもぐったりでした。

この記事では、周りの目を気にし過ぎて疲れるのをやめるための対策について紹介します。

人間関係はどこへ行ってもついて回る問題ですので根本的な対策が大切です。

周りに振り回されるのは今日でおしまいにして、もっと楽に、あなたらしくいられる時間を増やしましょう!

こんな人におすすめです

・良い人でいることに疲れてしまった
・いつも周りの目を気にし過ぎてしまう
・相手から軽んじられることが多くて辛い、もっと大切に扱われたい


周りに振り回されないようにする方法

私が実践して効果のあった、周りに振り回されないようにする方法は、以下の通りです。
・勇気を出してNOを言ってみる
・「私は私、相手は相手」と考える
・相手に合わせる・合わせない時の基準を作る
・自分だけに使う時間を作る
・自分を支える“軸”をたくさん作る

勇気を出してNOを言ってみる

この記事を読んでくださっているあなたは、自分が損をしてでもその場が丸く収まることを最優先に考えて行動されてきたことと思います。

私も周りの目を気にしすぎるタイプなので、「相手に嫌われたらどうしよう…」、「波風を立てたくないから我慢しよう」…と感じる気持ちはとてもよく分かります。

周りがやりたいことと、あなたがやりたいことが合致していれば問題ないですが、実際はそうではないことの方が多いです。

“自分がやりたくないことを「我慢」してしなければならない”、こうした機会が増えれば増えるほど疲れますし、自分の身を削るばかりではいくつ身体があってももちません。

そのため、時には勇気を出して「NO」と言うこともとても大切です。

「私はいつも我慢して周りに合わせてるのに、みんな当たり前だと思っている!」

「本当はこのジャンルの食べ物苦手なのに、誘われたら断れない…」

疲れていると、このような不満が出てくることと思いますが、周りの人はエスパーではないので、あなたが自分の意思を出さない限り、本当は我慢しているとことは分かりません。

ですので、本当に無理なときは「用事があるので行けません。」、「実は苦手なので食べられません。」など、素直に伝えてみましょう。

自分の気持ちを素直に伝えるのであれば、相手がよほど変な人ではない限り、いざこざになることはありません。

もちろん、自分のイライラにまかせて感情的に伝えてしまうのはNGですが、相手にNOを伝えて自分の気持ちを優先してあげることで、イライラやモヤモヤを確実に減らせます。

「私は私、相手は相手」と考える

周りの目が気になって疲れてしまう人の多くは、自分と相手との境界線が曖昧です

「相手は今○○がしたいのかな?」

「私も一緒に行った方が喜んでもらえるかな?」

あなたは人一倍優しく、相手の表情の変化に敏感なため、自然と相手や周りを気遣うことができるのでしょう。

周りのことがよく見えていて共感力が高いと、つい相手のニーズを叶えてあげたくなりますが、あなた自身を殺してまで相手に深入りするは今すぐやめましょう。

相手が満足することばかり考えてしまうと、自分のことがおろそかになって疲れてしまいますし、相手が悪ければ利用されてしまいます。

相手の立場や状況を考えることは、仕事をスムーズに進める上ではとても大切なことではありますが、ランチへ行くとか、退勤後に何をするか、などといった業務外のことに関しては、自分の気が進まない限り無理に合わせる必要はありません。

相手は相手の意見ややりたいことがありますが、あなたにもあなたの意見や、大切にしたいものがあります。

思い切って相手にNOを言ったら何となく気まずい…ということもあるかもしれませんが、そのような時こそ「自分は自分、相手は相手なんだ」と考えることが大切です。

相手に合わせる・合わせない時の基準を作る

とはいえ、しがらみが多いのが実情です。

「本当は自分を貫きたいけど、どうしても難しい…」という場合は、周りに合わせる時と合わせない時の、あなたなりの基準を作ると良いでしょう。

私の場合、自分の業務や職場のポジションに有利に働く場合は合わせますが、自分にプラスにならない場合やプライベートに関することはすべて断る、というように決めています。

文字にするとただの腹黒い奴ですが(笑)、自分のルールを作れば判断しやすくなりますし、行動が自分の意思と反する場合でも、ある程度「納得」できます。

自分が「納得」するかどうかはとても大切で、「相手に嫌われたくないから」、「怒られるのが怖いから」といった相手目線での考え方よりもはるかにストレスが少なく済みます。

実際に私なりの基準を決めてからは、自分の意思に反する行動をしないといけない場合でも「○○のメリットがあるから動いているんだ、別にあなたの言いなりになってるわけじゃないからね!」と、内心謎の上から目線モードになり、心の余裕が生まれます(笑)。

自分だけに使う時間を作る

周りに合わせすぎて疲れてしまう人は、自分のためだけに使う時間を積極的に作りましょう。

趣味の時間や運動をするなど、なんでも構いませんが、できれば自分一人で過ごすことをおすすめします。

自分のためだけに、自分と向き合う時間を作ることで普段押し殺しがちな“自分”をしっかり持つことができます。

私はマラソンが趣味なのですが、定期的に走るようになってから明らかに精神的なストレスが減ったことに気付きました。

普段周りの意思を尊重して自分を殺している人にとって、ランニングや筋トレで自身を思い通りに動かして「支配」することが、メンタルの癒しにつながるそうです。

他人は思い通りにすることはできませんが、自分ならいくらでも思い通りにできますからね(笑)。

もともと頑固でゴリゴリに硬い意思がある私ですが、他の人に自分の意見を付き通す勇気は到底ないので(笑)、トレーニングの時に思いっきり自分のやりたいようにすることでバランスを保てているように感じています。

自分を支える“軸”をたくさん作る

あなたを支える、得意分野や趣味など、どんな分野でも良いのであなたの“軸”をたくさん作っておきましょう。

「軸」はあなたのカラーや強みですので、そうしたものがたくさんあればあるほど自信に繋がり、ちょっとやそっとのことでは揺らぎにくくなるはずです。

心理学者のアルフレッド・アドラーは、「成功体験を持つことで、他のことでも勝てるかもしれないと思えるようになる」と述べています。

小さなことでも成功体験を重ねることで、次第に自分に自信が持てるようになるのです。

自分にはこれがある!と自信が持てるようになれば、「あの人は仕事ができて羨ましいなぁ。でも私は○○が得意だから」と、対人関係でも前向きに考えられるようになってきます。

また、たくさんの軸があれば、1つダメになってしまっても「別の軸があるから大丈夫」と、心に余裕を持つことができます。

以前の私はそうした軸がなく、いつも他人と比べて自分にないものばかり求めていました。

ですがマラソンを始めてからは、ダイエット、肌質の改善、筋力・体力アップ、大会の記録、マラソンブログの制作…など、芋づる式にたくさんの自分だけの軸ができました。

今ではマラソンの他にも、イラストや手芸など、様々な分野も開拓した結果、お陰様で他人がどう思っているとか考える暇もないほど忙しい日々を過ごせています。

近年、「自分を愛して大事にする」活動が注目されていますが、自分の得意や好きをたくさん持っておけば、自然と自分のことを好きになれるようになります。

ぜひあなただけの「軸」をたくさん見つけて、他人に振り回されない穏やかな毎日を過ごしましょう。

周りの目を気にしないことはメリットだらけ

職場や近所付き合いなど、どこへ行っても人の目がつきまといますので、意識してしまうととても疲れます。

私は、時間をかけて少しずつ人の目を気にしないように改善した結果、下記のようなメリットを得ることができました。

・自分らしくいられる時間が増えた
・周りから大切にされるようになった
・職場にいるときの「不安感」が減った
・嫌いな人、苦手な人の影響を受けにくくなった
・メンタル的な疲れが大幅減
・仕事の生産性アップ
・仕事の悩みが減ってプライベートも充実

自分の習慣や考え方を変えるのはとても大変ですが、変えることで得られるメリットの大きさは計り知れません。

今までに周りの人と築いてきた関係性もありますので、今すぐに変えられるわけではありませんが、積み重ねることで、必ず良い方向へ変わることができます。

すぐ結果が出ないと、どうしても「自分には無理」、「どうせ何も変わらない」と、マイナスに考えてしまいがちですが、周囲が変化するのを待っているだけでは何も変わらないでしょう。

他人を変えることはできなくても、自分を変えることはいくらでもできます。

あなたが行動すれば、必ず状況は好転してゆくはずですので、「楽に生きる」のを目標に、前向きに取り組んでみてください。